近年ではスマートフォン機種の中でもiPhoneユーザー意外にAndroidユーザーが増えてきています。
特に国内ではソニーモバイルから発売されているXperiaシリーズを使用する層が厚いです。

今回はエクスペリアのスマホシリーズの中でも2015年にNTTドコモから販売されたXperiaA4 SO-04G修理について記述します。

【ガラス割れを放置していては危険な理由】

スマートフォンをお使いの方々全てに知っていただきたい事として、スマートフォンのフロントパネルに使用されているガラスはとても繊細です。

ざっくりと説明しますが、フロントパネルには液晶、タッチセンサー、ガラスという層で構成されており、スマホ内部を分解してみるとフロントパネルの裏側にはとても精密な配線などが結集されております。

ここまでくるとガラス割れで内部に衝撃が走り、精密に構成されたスマホ画面に何らかの影響が出てくることは想像ができるかと思います。スマートフォンとはPCの機能を凝縮して小さな携帯できる物として作られておりますので、企業努力で多少の衝撃には壊れない設計をされてとはいうものの限界がありますよね。

ガラスが割れている状態で使用していると、少しの衝撃で破損がひどくなったりや、雨やその他のシチュエーションで何らかの液体やホコリ等が内部に混入して本体（電子基板）自体を故障させるリスクが高まります。

故障/症状内容

スマホガラスの割れにより、画面のタッチが効かなくなっていました。データが心配という理由でご依頼がありましたが、バックアップを取っていなかったので、タッチが効かなくてはデータを取り出せません。

今回のご依頼機ではガラス割れの状態は普段から修理依頼がある機体に比べればマシな方でしたが、それでもタッチ不良が起きてしまいました。

液晶には破損もなかったですが、こちらのエクスペリア機種シリーズではフロントパネルはガラスと液晶が一体型になっておりますので、液晶パネルごと交換修理になります。

エクスペリア画面交換修理の流れ

今回は持ち込みではなく出張修理サービスをご利用いただいた為、ご希望の場所までお伺いして、修理機種の状態と受付を済ませて、車内で修理開始。

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①背面パネルと本体の分離作業

Android端末によくあるパターンとしてフロント部の画面側からではなく、まずは背面側から取り外していきます。

背面側のパネルを取り外す事に成功したら、バッテリー端子を本体から外し、万が一の事に備えます。

その他付属するパーツを取り外していき、液晶画面で繋がれた配線を確認して端子を取り外します。

②液晶パネルの取り外し

必要な配線やネジなどパーツの取り外しが完了したら、次に交換する液晶側のパネルを取り外していきます。

①、②の工程では特殊な器具で分解していきますので、とても繊細な作業になります。
修理ミスなどで起こりうる原因はここまでの工程で起こる可能性が大半ですね。自己修理に失敗された方がいましたら、お気軽にご連絡ください。

③液晶パネル仮付け（動作確認）後に本付け

仮付けで新しい液晶パネルが正常に機能しているかテストして、その他機能に不具合がないのかを確認します。

精密機器専用の接着剤を使用してパネルと本体側を固定させれば、あとは乾燥するのを待つだけです。

乾燥後に再度正常に動くかのテストを行い何も問題がなければ完了です。

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